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★日本の「あからさまな」為替操作を米国は歓迎、ドル80円へ-RBS
2月4日(ブルームバーグ):ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は、
円高に直面する日本政府が巨額の円売り・ドル買い介入という「あからさまな」為替操作を実施しても、
介入で得たドル資金で米国債を購入するなら、米国は「もろ手を挙げて」歓迎するとの見解を示した。
RBSの山本雅文ヘッド・オブFXストラテジー・ジャパンは3日のインタビューで、
「米国は国債を大量に発行する必要があるが、中国にはもはや買い支える余力はない。
代役には、円高を防ぎたい日本が最適だ」と分析。「日米の利害は一致している」と語った。
オバマ米大統領が求めていた総額8190億ドル規模の景気対策法案は1月29 日、米下院本会議で可決された。
米議会予算局(CBO)は、今年度(2008年 10月-09年9月)の財政赤字が少なくとも、
過去最大だった前年度の2.6倍に当たる1兆1800億ドルに達するとの見通しを示した。
対国内総生産(GDP)比率は8.3%と見込まれ、1945年以来の高水準になる。
米財務省によると、海外勢で米国債保有額が最も多いのは中国。昨年11月時点で6819億ドルだ。
しかし、山本氏は「中国はむしろ、保有する米国債の一部を売却する可能性すらある」と見る。
世界最大の貿易黒字国である中国にも景気悪化が波及し、輸出企業が打撃を受ける中、
「当局による人民元高への誘導はなくなったとの観測が広がったため、投機資金の流出が
加速するリスクが高まっている」という。
中国の実質GDPは昨年10-12月期に前年同月比6.8%と、7年ぶりの低成長にとどまった。
同時期の外貨準備高は前期比2.1%増。増加率は00年7-9月期以来の低さとなった。 (中略)
RBSは、年央までに80円前後まで円高・ドル安が進む場面があるとみている。(以下略)
Bloomberg URLリンク(www.bloomberg.co.jp)