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小惑星「イトカワ」への着陸に成功した探査機「はやぶさ」が4日、1年4か月ぶりに主エンジンを起動させ、
地球帰還を目指す旅の最終段階に入った。
燃料漏れや機器の故障が続出した「はやぶさ」は、一時は帰還が絶望視されたが、太陽光の圧力を生かして
姿勢制御するなど悪戦苦闘を繰り広げ、地球への歩みを進めている。
2003年5月に宇宙航空研究開発機構が打ち上げた「はやぶさ」は、05年11月にイトカワで
岩石採取を試みたが、3機ある姿勢制御装置の2機が故障するトラブルに見舞われた。
残る機能で地球に戻れるよう飛行計画を練り直し、帰還は当初より3年遅れとなる10年6月の予定だ。
総飛行距離は45億キロ・メートル。現在の位置は、地球のはるか3億キロ・メートル先だ。
無事にエンジン起動にこぎ着けたが、残る1機の姿勢制御装置が機能し続けられるか不安も残る。
(2009年2月4日20時41分 読売新聞)
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