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★スズメ 国内生息数、半世紀前の1割に 全国調査で判明
・国内のスズメの生息数が1800万羽にとどまることが、立教大理学部の三上修・特別研究員の
調査で分かった。餌場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少などにより、最近20年足らずで
最大80%、半世紀前との比較では90%も減少したとみられる。スズメの生息数を
全国レベルで推計した調査は初めて。
調査は08年5、6月に実施。気候の偏りなどを考慮して秋田、埼玉、熊本の3県を調査地に
選び、住宅地▽農村▽森林--など五つの生息環境について巣の平均密度を算出。
国土交通省が持つ建物用地や森林などの面積データとの比率を基に、巣は全国に
約900万個あり、個体数はつがいで約1800万羽と推定した。
減少率は農作物の被害面積や、有害鳥獣駆除数の推移などから推定。個体数は90年以降
80~50%程度減り、60年ごろとの比較では10分の1になった可能性もあると結論付けた。
三上特別研究員は「まだ保全の緊急性が高いとは言えないが、個体数の変化をモニタリングし、
減少の原因を突き止める必要がある」と話している。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
※画像:仲良く柿の実をついばむスズメ=横浜市港北区で、岩下幸一郎撮影
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