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・大阪府の橋下徹知事が3日、大阪市が開いた「地方分権シンポジウム」で「市の改革は止まったと
聞いている」と発言した。平松邦夫市長に“牙”をむく内容。
一方、平松市長は、府が補助の対象から政令市を外している問題を取り上げ、「大阪市民は
橋下知事に差別されている」と応酬。大阪の両首長がやり合う初の公開討論に、会場を埋めた
観衆からはたびたび拍手が起き議論は白熱した。
「今日は市長にかなりいやがられることを言うと思います」。最初のあいさつで橋下知事が
そう切り出すと、平松市長は厳しい表情で前を見据えた。
橋下知事は「大阪圏を引っ張るのは大阪市だと思っているが、市民の利益を超えた大阪のため
という意識がどこまであるのか疑問。平松市長の市民協働は、本当なら区長がやるべきだ」と、
まずやんわり平松ビジョンを批判した。
これに対し、攻勢に出たのは平松市長。府が義務教育などの補助の対象から、政令市を
外している差等補助の問題を取り上げ、「同じ府民税を納めながら、堺とあわせ300万人を
超える人が差別を受けている」と橋下知事を追及した。
「本当は差等補助なんてやりたくない。でもどこに財源があるんですか」と応酬した橋下知事は
次第にヒートアップ。「差等補助が問題だというなら、府と同じようなレベルまで職員の給与を
削ってください。市の水道事業にしても交通局にしても世間からみたら人数的に多いという
感覚は市民も府民も持っている」と指摘した。
平松市長は「大阪市はいつまでも職員厚遇だと誤解されている。市の改革も進んでいる。
見せ方のキャラの違い」と反論。橋下知事も引かず、市政改革推進会議の委員長も務めた
府特別顧問の上山信一慶大教授から「『市の改革は完全に止まった』と聞いている」と述べ、
「平松市長のもとでプロジェクトチーム(PT)長をやらせてもらったら抜群のことができる」と
“提案”する場面も。
パネリストとして議論に参加した府市長会会長の倉田薫池田市長は「途中で2人のバトルが
大丈夫かと気になったがそこは大人の付き合い。いろいろなわだかまりがとけて前進
するのでは」と感想を述べた。
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