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「少女」の年齢映像から鑑定 DVD児童ポルノ事件
(2月3日 05:00)
中学生前後とみられる少女が撮影されたわいせつDVDなどが販売されていた事件で、
県警少年課と今市署は二日までに、児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持など)容疑で
那須塩原市三島五丁目、古物商人見真一容疑者(44)=わいせつ図画販売目的所持罪で起訴=を
追送検した。少女が特定できない中で、立件の決め手となったのは、医学関係者による
詳細な鑑定だった。
調べによると、人見容疑者は昨年十二月九日、自分が経営するリサイクル店で、
児童ポルノのDVD七枚を販売目的で陳列した疑い。
捜索で押収したDVDなどは約千四百点で、うち児童ポルノとみられるものは約百八十点。
だが、見た目は明らかに中学生前後でも、それだけで児童ポルノと断定できるわけではない。
少女の身元も不明。そこで威力を発揮するのが鑑定だ。
立件した七枚については、医学の専門家が体格、骨格、発育状況などを詳細に鑑定。この結果、
九-十四歳という鑑定結果が得られ、県警は追送検に踏み切った。
一方、人見容疑者には特定の仕入れルートはなく、古書などと同様、持ち込まれた品を買い取り、
売れそうなものを複製して販売。その中に児童ポルノも含まれていた。わいせつDVDを
扱うようになって、売り上げは大きく増えたとされる。
日本では現在、児童ポルノの単純所持は規制されていない。一般人による店への持ち込みは、
児童ポルノがいかに市中にまん延しているかを浮き彫りにしており、複製・販売により、
それがさらに拡散したことになる。
人見容疑者は一連のわいせつDVD販売について「いつか摘発されるとは分かっていたが、
生活のためにやってしまった」などと供述しているという。
下野新聞
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