09/02/03 17:44:27 0
見る人が見れば分かるのだろうが、
ブランド物の真贋(しんがん)は、どこで見分けるのだろうか。
ネット・オークションにハマっている娘が、中古品のルイ・ヴィトンの財布を
4500円で購入した。高級ブランド品がそんなに安いわけがない。
それより4500円あれば、新品の財布が買えるのに。私がぼやくと、
彼女は、偽物でも本物と信じて持っているのが気分いいという。
ただし、このヴィトンは2週間でわが家から消えた。落としたのかスラれたのか、
なくしてしまったのだ。落ち込んでいた娘だったが、懲りずにネットでヴィトンの財布を、
今度は2500円で落札した。絶対偽物だと思ったが……。
届いたものを見て驚いた。まず、袋が凝ったデザインでルイ・ヴィトンのロゴが
随所に入っている。売り主が、買った時の包装で送ってきたとしか思えない。
モノグラムの模様も鮮明で、カード入れの作りもしっかりしている。
これに比べればなくした財布なんか、オモチャだ。
もしや、本物? なぜこんなに安いのだろう。「呪いの財布だったりして……」。
いや、まさか。「振られた彼氏からのプレゼントだった?」。あんなやつにもらった
財布なんかたたき売ってやる、なんて。諸説紛々飛び交って結構楽しい。
ともあれ、限りなく本物っぽいヴィトンは、娘の生活に特別な
エッセンスを加えてくれることになりそうだ。
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