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【社会】
都教委批判の校長不合格 退職後の非常勤採用
2009年2月3日 夕刊
東京都立学校の職員会議で「挙手」や「採決」によって教職員の意向を確認することを禁じた
都教育委員会の通知について、撤回を訴えている都立三鷹高校の土肥信雄校長(60)が、
退職後の非常勤教員採用に応募し、不合格となったことが分かった。同採用の合格率は
98・66%(昨年度)。土肥校長は「理由が分からない。都教委批判のためだとすれば
言論統制だ」とし、不合格取り消しを求め提訴を検討するという。
土肥校長は今春で定年退職予定。非常勤採用の面接では、退職後は教育相談に携わりたい
考えを説明。面接官から、勤務業績などを問題視するような質問はなかったという。
土肥校長は昨年から「挙手」禁止の都教委通知を、「言論の自由を奪う」として、
校長会や報道機関の取材などで、撤回を求める考えを公言しているが、
「通知は守っている。(卒業式の国歌斉唱などの)教員への職務命令も出している。
法令を順守し、何一つ悪いことはしていない」とし、不合格理由を明らかにさせたいという。
都教委によると、昨年度、都内の公立小中学校・都立学校の非常勤教員採用には、
退職予定教員二千九百十二人が応募、二千八百七十三人が合格。不合格・合格後の
採用取り消しは四十一人だった。合格率は例年、同程度という。
土肥校長の不合格理由について「個別のことは答えられない」としている。
東京新聞
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