09/02/03 10:34:05 0
車庫や軒下に保管されているスタッドレスタイヤを盗んだとして、埼玉県警国際捜査課と
行田署などが、ペルー人の男3人を窃盗容疑などで逮捕していたことがわかった。
昨年6~8月の3か月に、埼玉、群馬両県で約100件、総額約600万円の被害が確認されており、
埼玉県警は近く3人を同容疑でさいたま地検熊谷支部に追送検する方針。
逮捕されたのは、埼玉県行田市藤原町、自動車修理工グティエレス・バン・アメリコ・キヨト(25)ら3被告。
捜査関係者によると、3被告は昨年8月上旬、埼玉県川越市の男性方の軒下からスタッドレスタイヤ4本
(約8万円相当)を盗んだとして、窃盗罪で起訴された。キヨト被告が2人に指示を出し、盗んだタイヤを
トラックで運び出して自らのアパートに運び込んでいたという。
シーズン外のタイヤが車庫などに無施錠のまま放置されていることに目を付け、転売目的で盗みを
重ねていたと同県警ではみている。調べに対し、キヨト被告は「盗んだタイヤは売って金にしていた」
と容疑を認めているが、転売先についてはあいまいな供述をしているという。
◆寒冷ロシアで日本製人気◆
警察関係者によると、寒冷地のロシアなどでは、スタッドレスタイヤは冬期間だけでなく、
未舗装の道路でも安定して走行できるため春~秋にも装着されることが多い。
高品質で知られる日本製は特に人気が高いという。
需要に押される形で、日本の盗品タイヤが大量に密輸されているとみられ、北海道、新潟、
富山など日本海側の各地で、盗品の海外への転売ルートが確認されている。
北海道警によると、道内では2008年に3335件の被害があり、うち約2000件が無施錠の車庫や物置で発生。
被害件数は前年より2割増えており、道警は、〈1〉車庫などに保管する場合は必ず施錠する
〈2〉施錠できない場合はタイヤ保管業者に預ける--などの対策を呼びかけている。
県内では、駐車車両からタイヤが外される被害も増えつつあり、県警は「タイヤを付け替える3、
4月は特に警戒が必要。引き続き注意を呼びかけたい」としている。
2月3日6時32分配信 読売新聞
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)