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ICカード乗車券「PASMO(パスモ)」の利用エリアを拡大するかどうかを巡って、
パスモ加盟各社の間で意見が割れている。
JR東日本の「Suica(スイカ)」は“全国規模”で利用できるが、パスモは基本的に
首都圏でしか利用できないため、顧客拡大を狙えないとして、一部の大手私鉄がエリア拡大を希望。
これに対し、地域経営型のバス会社などは「これ以上の追加費用は負担できない」と
反対意見が強く、議論は平行線をたどったままだ。
関係者からは「寄り合い所帯の弱点が出た」と嘆く声も聞こえてくる。
パスモは、首都圏の東急電鉄、小田急電鉄、東京メトロなど私鉄26社と、関東バス、
神奈川中央交通などバス会社78社の計104社で作る「PASMO協議会」(東京都)が、
2007年3月から発行。加盟各社の交通機関を1枚のカードで利用できる利便性が受け、
昨年12月時点で約1105万枚が流通している。
パスモは、JR東が01年11月に発行したスイカの技術を使って開発されており、
パスモを使えばJR東の鉄道に乗ることができるほか、売店での買い物も可能だ。
しかし、パスモはスイカとだけしか互換性がないため、首都圏の私鉄・バスとJR東以外の
交通機関や売店では使えない。たとえば、首都圏在住の人がパスモを持って
大阪に出張に行っても、JR西日本の鉄道では利用できない。
これに対し、JR東のスイカは、パスモとの互換性だけでなく、
JR西が発行するICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」、JR東海の「TOICA(トイカ)」とも互換性があり、
各社の鉄道で利用できる。
スイカは、JR北海道やJR九州のICカード乗車券とも互換性を持たせる予定で、
JR東は着々と“全国展開”を進めており、同社関係者は「現時点で一番便利なカードと自負している」
と話す。 (>>2へつづく)
ソース:読売新聞
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ICカード乗車券の相互利用状況
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