09/02/01 14:43:46 3VL/Ev/p0
> 「日本を『戦争のできる国』に戻したい人たちが改憲の動きを強めている」
これ、いつも平気で言う馬鹿が居るが、何がいけないんだ?
何かあるごとに「先の大戦」を引き合いに出しておおごとのように言う阿呆がいるが、
一度戦争で負けたくらいでいつまで引きずってるんだか。
戦争をすることは主権国家の主権の範疇にあることで、日本はそれを行使できない
というハンデを抱えてる(むろん国際条約によって制限を受ける事柄ではあるが)。
戦争ができるようになり、宣戦布告が可能な国になってはじめて、日本はその他の
国々と同じになるのだ。
戦争は、それが「できる」ということと「する」こととでは全然違う。
戦争ができる体制でありながら戦争を選択しないことと、戦争ができない国であること
では、一見、戦争をしない点では同じように見えるが、外交上・政治上の観点からは
結果は大きく異なってくるのだ。
拉致問題や竹島占領、ガス田における中国の日本国家主権侵害行為をみればよくわかる。
彼らから見た場合、日本が、究極的には自ら宣戦布告まではできないという見切りが
あればこそ、彼らは日本に対して主権侵害行為を平然とやっているわけで、これが
核兵器を持たないとはいえ、日本がすぐにでも宣戦布告できる法制度を持った国であって
国民が場合によっては開戦を支持する可能性があるのであれば、こうまで易々と日本の
主権を侵害するということはできず、少なくとも主権侵害へのハードルは非常に高いものとなる。
これこそ、孫子のいう「戦わずして勝つ」ということの本質なのであり、軍事力を保持する
ことの最大の意味なのだ。
(以下続く)