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★スローライフ スローセックス:性嫌悪症、男性も増加 日本特有の傾向か
「性欲は普通にあるのですが、セックスが怖いのです。まったく経験がないわけでは
ありません」。セックスに嫌悪(けんお)している様子がうかがえるHNさんからのメ
ールですが、実は同じような悩みを抱えている男性は少なくありません。
何がきっかけでこうなったのかについては書かれていませんが、「女性とデートした
際に、明らかに相手に期待されていたとしても、ホテルや自宅に誘うなど、セックスを
想起させるような事はどうしてもためらわれます」というのです。「相手に対しては魅
力を感じているのに、その先に起こるセックスをイメージするだけで恐怖感が全身を走
り抜ける」と悩みは深刻です。若いころなんて、とにかくやりたい一心で日々過ごして
いた僕にとっては想像もつかない世界を生きているとしか言いようがありません。
相手との性行為が予期されると強い否定的な感情が起き、性行為を回避するほどの恐
怖や不安が生じることを性嫌悪症と言います。今までですと、性嫌悪症と言えば女性の
病気と考えられており男性の症例は少なかったのですが、最近ではこのような男性から
の相談が増えています。あべメンタルクリニック(浦安)の阿部輝夫医師によれば、こ
れは他の国ではみられない日本特有の傾向だというのです、いったい日本の文化や社会
の何がこのような不可思議な現象を生み出しているのでしょうか。
ED治療薬としてのバイアグラ、レビトラ、シアリスなどが話題になっていますが、
これらの薬剤を使用する場合、性的に興奮することが前提にあるわけで、HNさんのよ
うに、関係を持つことに拒否的な態度が強いと効果を期待することはできません。アダ
ルトサイトなどに目を向けさせ、興奮するきっかけを作ったとしても、いざ目の前に女
性が現れると身の毛がよだつではいただけません。
(続く)
■ソース(毎日新聞)
URLリンク(mainichi.jp)
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