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年明けまもない1月3日、東京・蒲田の古びたアパートの一室で、1人の男性の遺体が見つかった。
ところがこの男性、11年前に愛知県内で起きた火災ですでに死亡したことになっていた。先に亡くなった
「愛知の男」は誰だったのか、2人に接点はあったのか。男性は生前、自分が「死んでいた」ことを知って
いたのだが……。
◆東京
木造2階建てアパート2階の家賃月4万円の部屋で、63歳の山内努さん(仮名)は生活していた。
「どこで何をしていたのかはわからない。ただ、雨の日も、休みの日も、午前9時過ぎに自転車で出かけ、
午後5時には帰宅する毎日だった」。隣室の住民(65)が山内さんの暮らしぶりをそう振り返る。
アパートの大家の男性(66)によると、山内さんは2005年春に入居。トイレの周辺設備の職人をしていた
こともあったが、ここ数年は職がなかったという。「物静かな人で、時々、近所の100円ショップの小さな袋
に食材を入れて帰ってくる姿を見かけた」
1月3日、姿を見かけないことが気になった大家が部屋を訪ね、下着姿であおむけに倒れた山内さんを
見つけた。死亡したのは数日前。死因は肝硬変だった。
警視庁蒲田署で身元を確かめたが、遺体は山内さんに間違いなかった。ただ、その山内さんは、11年前に
火災で死亡したことになっていた。連絡を受けた愛知県警の捜査員が驚いた。「どうしてこんなことが起きたんだ!」
(>>2に続く)
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