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息子を装って現金をだまし取ろうとしたとして、
東京都内の男子高校生ら２人が詐欺未遂の現行犯で千葉県警柏署に逮捕されていたことが２９日、分かった。
振り込め詐欺と疑った被害者が同署に通報し、金を受け取りにきた２人を署員が逮捕した。
手口の類似性などから２人が同一グループの疑いもあるとみて同署が捜査している。
逮捕されたのは東京都葛飾区に住む私立高校３年の少年（１８）と
江東区大島の無職、新里雄平容疑者（２０）＝ともに千葉地検松戸支部に送検済み。
調べでは、少年は２７日午後３時５分ごろ、柏市内の６０代男性宅を訪れ、現金３００万円をだまし取ろうとした。
男性宅には同日午前１０時ごろから午後３時ごろにかけ、
「友人の借金の返済のため３００万円が必要になった」と、息子をかたったうその電話が数回あったという。
新里容疑者は同日午後８時５０分ごろ、柏市内の別の６０代男性宅を訪れ、４００万円を詐取しようとした。
この男性宅にも息子をかたり「会社の金４００万円を使い込み、金が必要だ」などと偽の電話があった。
双方の電話とも男が「バイク便の人が金を取りにいく」と告げ、２人がその日のうちに訪ねてきたという。
少年は「頼まれて金を取りに行っただけで振り込め詐欺など知らない」と否認、
新里容疑者は「知人の男に頼まれてだまし取ろうと思った」と犯行を認めているという。
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