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★生活保護相談者を「たらい回し」 伊東→熱海→小田原
・生活保護を受けようと役所を訪れた相談者に対し、住民票がないことを理由に他の自治体に
行くように仕向けたとして、NPO法人自立生活サポートセンター・もやいは28日、静岡県伊東、
熱海両市に「生活困窮者のたらい回しをやめて」と書面で抗議した。
もやいによると、横浜市内のタクシー会社に勤めていた男性(61)は住まいを失い、22日夜、
知人を頼って伊東市にJRの電車で向かった。伊東駅に着いたものの、所持金が120円しかなく、
運賃の精算をできずに困っていたところを警察に保護された。
警察官に「市役所の福祉課で相談を」と促され、翌朝、伊東市役所に行った。社会福祉課で
「所持金が120円しかない」と訴えたが、「住民票がないと相談にのれない」と言われた。
隣の熱海市役所に相談するようにと、JRの回数券切符を渡された。
熱海市役所でも同様の対応を受け、神奈川県小田原市までの回数券切符を渡された。
「小田原市役所に行くんですか。市役所を渡り歩くんですか」と聞くと、「そのような対応になります」
との答えが返ってきたという。
男性は、派遣村の事務局に電話で相談。スタッフに付き添ってもらい都内の福祉事務所で
生活保護を申請し、受理された。
もやいの稲葉剛理事長は、「生活困窮者に隣の自治体までの切符を渡すというのは、悪質な
たらい回し。生活保護申請の意思を確認せず、聞き取りすらしなかったのは、行政の
責任放棄だ」と話す。
伊東市役所は「旅費がないとのことで、生活保護の申請とは聞いていない。警察からも、
旅費ということで連絡を受けた」としている。
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