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近畿を中心に空き巣を繰り返したとして、和歌山県警が中国人グループの３人を窃盗容疑などで逮捕し、
被害は９府県で約２５０件、総額約３億６千万円に及ぶことが県警への取材でわかった。
３人は「自分たちの親類や知人らによる中国人窃盗団が他にも複数ある」と供述しているといい、
県警は大阪府警や奈良県警の協力を得て全容解明を目指している。
３人は４件の窃盗（被害計１４１０万円）の罪などで起訴された無職馮貴君（４０）＝中国在住＝、
無職胡世祥（２７）＝大阪府大東市＝、大工見習い婁喜宝（２５）＝横浜市保土ケ谷区＝の各被告。
２８日の和歌山地裁での初公判でいずれも起訴事実を認めた。
和歌山県警などによると、３人は親類同士。０４～０８年、近畿地方などの留守宅に侵入して現金や貴金属などの盗みを繰り返し、
３億６千万円の被害が裏付けられたという。
初公判での検察側の冒頭陳述などによると、１人が見張り役、２人が実行役を分担し、盗品は３等分していたとされる。
０８年４月、和歌山市内の犯行現場に馮被告が外国人登録証の入った財布を落とし、
取りに戻って再び逃走した際に目撃された車のナンバーなどからグループが浮上したという。（宮崎亮）
ソース：朝日新聞
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