09/01/29 00:03:38 0
(>>6のつづき)
プラス要素として唯一挙げたのは、アニメを流すメディアが多様化していることだ。BSやCS、
地上波デジタルなどで多チャンネル化が進んでいるほか、ネット配信や携帯電話向け配信も盛ん。
「ニンテンドーDS」や「Wii」「プレイステーション 3」などゲーム機向けにもネット配信できる環境が
整っている。
「危機はチャンス」―テレビ東京は今後もアニメを積極展開する方針で、ネットを活用した新たな
ビジネスにチャレンジしている。
1月から、米国のアニメ専門動画共有サイト「Crunchyroll」で、「NARUTO」「銀魂」など「テレビ東京の
最強コンテンツ」を、日本での放送の1時間後に有料配信。月額7ドルで、会員数は1万人を超えたという。
日本のアニメチャンネル「AT-X」の会員数は「10年かけて10万人になった」というから、1カ月弱で1万人を
達成した意味は大きい。
Crunchyrollを含めた3サイトで、放送の7日後に広告付き低画質版の無料配信も行っており、
NARUTOの無料配信には1話平均16万アクセスあったという。
海外向けネット配信の狙いは、課金や広告からの収入だけではない。日本での放送直後に
字幕付きで配信することで、「日本で放送されたアニメに1番に字幕(ファンサブ)を付けてネット
配信することに命を賭けている人たち」のやる気をそぎ、違法配信の抑制することも大きな目的だ。
NARUTOなどは万単位のアクセスを集める人気作品だが、コンテンツによっては300アクセスしか
集まらないものもあるという。「『1本10万円で売れました』の世界とは違い、コンテンツの力で利益が
上がる」と手応えも感じている。
日本では、地上波テレビのビジネスモデルがまだある程度健在とみており、国内でのアニメの
ネット配信には慎重だ。それでも「需給バランスは崩れ、枠が余っている。タカビーで敷居が高い
テレビではやっていけない」。状況を悲観するのではなくチャンスととらえ、ほかの媒体と連携しながら
新しいビジネスモデルを築いていく考えだ。(以上、一部略)
※前:スレリンク(newsplus板)