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★「うつ病詐欺」摘発 医師騙すマニュアルあった!
・社員にうつ病を装わせ、社会保険事務所から傷病手当金をだまし取る「うつ病詐欺」が起きていた
ことがわかった。医師にうつ病と誤診させるための「マニュアル」もあり、同様の手口で計約5500万円を
だまし取ったのだが、そんなに簡単にうつ病は偽装できるものなのか。
「うつ病詐欺」を働いた会社は札幌市にある貴金属製造販売会社の「アクア」。秋田、青森、宮城、
福島、栃木、東京に支店があるが、営業実態はなかった。06年2月から08年10月にかけ、知人ら
計22人を支店長などに雇用、19人がうつ病と診断されたという。
この詐欺事件を手掛けたのは秋田県警。県警はJ-CAST取材に対し、うつ病だと届け出た同社
秋田支店勤務も容疑者(28)はうつ病を患ってはいなかった、と明かす。医師に誤診させるための
マニュアルのようなものも見つかっているため、会社ぐるみの犯行なのは明らかで、「専門の
医師を騙して診断書を書かせるくらいだから、相当な演技力があったのだろう」と見ている。
ただし、「うつ病ではない」と医師から診断書をもらえなかった社員もいるのだそうだ。
それではなぜ、うつ病が詐欺の「道具」になったのだろうか。県警はあくまで一般論としながら、
「うつ病とムチウチは医者泣かせと言われ、患者の申告に頼る部分があり、それを悪用
したのではないか」と話している。
製薬会社ファイザーが12歳以上の一般生活者4,000人を対象に、07年2月7日から16日に
かけて行ったネット調査では、「一般生活者の12%、約8人に1人がうつ病・うつ状態の可能性」が
あるという結果が出ている。精神科医・香山リカさんの著書「うつ病が日本を滅ぼす!?」によれば、
現在の診断基準では、2週間以上「うつ」状態が続けば「うつ病」と診断していいことになって
いるのだそうだ。
ある精神科医は「患者から『私はうつ病です』と言われれば、医師は簡単にうつ病と診断し、
薬を処方することが多くなった。それも日本でうつ病患者が増えている原因だ」と打ち明ける。
今回の「うつ病詐欺」も、こうした実情を知った上での犯行なのかもしれない。(抜粋)
URLリンク(www.j-cast.com)