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ソマリア派遣 「積み残し」が多すぎる(1月27日)
アフリカ東部ソマリア周辺海域の海賊対策のため、海上自衛隊の護衛艦が三月中にも現地へ派遣されることになった。
麻生太郎首相の意向を受け、浜田靖一防衛相が週内にも自衛隊法の海上警備行動による派遣準備を指示する。
ソマリア周辺での海賊被害は深刻だ。国連は共同対処を呼びかける決議を繰り返してきた。
日本も手をこまぬいているわけにはいかないというのが政府・与党の言い分である。
だが、これまでの議論の進め方は拙速だ。そもそも警備行動は日本近海での活動を想定している。
海自艦をアフリカ沖へ送り出すことは法の拡大解釈にならないか。
政府は、海上保安庁の巡視船では装備が不十分で対応できないと説明してきた。
本当にそうか、しっかり検証する必要があるだろう。
それがなおざりにされ、多くの課題が積み残されている。その一つは武器使用基準をめぐる問題だ。
海上警備行動では正当防衛と緊急避難に限って武器使用が認められている。
具体的にどんな状況で発砲が可能か。与党は肝心な点を詰め切れず、基準作成を防衛省に委ねた。
北海道新聞
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
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