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定額給付金:「民主に献金」医療に回して…皮肉込め、県医師会有志が呼び掛け /茨城
◇衆院選出馬予定者向け
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総額2兆円規模の定額給付金を含む08年度第2次補正予算が成立するのを受け、県医師会の有志16人を発起人とした
「茨城から定額給付金で医療を変える会」(代表、小松満・県医師会副会長)が26日、定額給付金を次期衆院選の
民主党立候補予定者側に献金すると発表した。「選挙目当てのばらまき」との批判に同調し、
「2兆円あれば産科や救急医療に回してほしい」と訴えている。
同会は13日に設立。発起人の医師は全員が自民党員だという。開業医や院長クラスの医師会員約1400人を対象に協力を呼びかけ、
約1割の賛同を目指す。給付金の支給時期が流動的なため、3月末までに同会の銀行口座に前払いすると、居住地域の
民主党の立候補予定者の後援会などに個人名義で寄付される。小松代表は「選挙対策として(給付金を)やるのであれば、これが一番の皮肉。
あくまで医療人として2兆円を医療に使ってほしいという意思表示だ」と意図を説明する。
自民党の有力支持母体だった県医師会の政治団体「県医師連盟」は、後期高齢者医療制度への反対から、次期衆院選の
県内全7小選挙区で民主党の立候補予定者を推薦している。【八田浩輔】