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2次補正予算 両院協が手続き論で紛糾、成立ずれ込み
2兆円の定額給付金を盛り込んだ08年度第2次補正予算案は、両院協議会を経て、憲法の衆院優先規定により成立する。
ただ両院協は手続き論で紛糾し、開会が午後9時ごろと5時間近く遅れた。形式的に数十分だけで終わる両院協が
紛糾するのは異例で、成立が27日未明にずれ込みそうな情勢だ。
2次補正は、給付金部分を削除する野党修正案が26日の参院本会議で可決され、政府案を可決した衆院と議決が異なったため
同日午後に両院協が設置された。委員には、衆院で政府案に賛成した自民8人、公明2人の10人、参院で野党修正案に賛成した民主8人
、社民1人、国民新1人の10人の計20人が選出された。
両院協は午後4時過ぎ開会の予定だったが、野党側が両院協の議事録作成と公開を求めたのに与党が反対し、開会が遅れた。
両院協議長は最初に衆参どちらから出るかをくじ引きで決め、2回目以降は衆参が交代する。今回は参院の北沢俊美・民主党副代表が選ばれた。
民主党の小沢一郎代表は26日、富山市内での記者会見で「給付金に国民の7割前後が反対している。直近の民意で選ばれた参院で
(給付金削除の)修正をされた補正予算を、衆院も認めることを望む」と述べた。麻生太郎首相は官邸で記者団に対し「一日も早い(政府案の)成立を望んでいる」と語った。
政府・与党は27日に首相の施政方針演説など政府4演説を実施する構えで、両院協を引き延ばす民主党に圧力をかける。民主党は、
両院協と政府4演説の並行開催は認めない方針で、与党に演説を強行されれば審議拒否を迫られることになる。政府4演説が行われると、
各党代表質問を経て国会攻防の焦点は衆院予算委員会での09年度予算案質疑に移る。
2次補正は一般会計総額4兆7858億円。給付金や高速道路料金引き下げ、雇用創出、中小企業の資金繰り支援などが盛り込まれている。
給付金などの財源を確保する2次補正の関連法案の参院採決は保留されており、民主党が採決を引き延ばせば、
給付金の支給開始時期が早くても3月中旬まで遅れる可能性がある。【田中成之】
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