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パチスロ機『ゴールドX』の不具合問題をめぐる損害賠償請求訴訟で、
アルゼの上告及び上告申し立てを最高裁が棄却していたことがわかった。
これで一審、二審に引き続き、最高裁も原告側パーラーの主張を認定したことになる。
1月22日、都内のホテルで開かれた全日遊連の記者会見で明らかにされた。
訴えを起こしていたのは「アルゼ(株)に対し責任追及する会」関東地区の
所属店舗(1社3店舗)と同・中部地区の所属店舗(1社2店舗)。関東地区は04年11月、
中部地区は同年9月から裁判を開始。昨年4月までに両裁判の二審判決が言い渡され、
ともに一審に引き続き原告側パーラーが勝訴していた。今回の最高裁の棄却決定は、
関東地区は昨年12月4日、中部地区は同9月16日に示されもので、
損害賠償金はすでにアルゼ側から支払われている。
会見に臨んだ全日遊連の原田理事長は、「今回の決定はホールとメーカー間に横たわる
不均衡な商慣習の是正にも大きな弾みとなるものだ」と強調した。
問題となった不具合はサブ基板のプログラム・ミス。
このミスに乗じた攻略法がインターネットに掲示され、
納品直後だった全国の『ゴールドX』導入店に被害が拡大。
島封鎖など当該機の稼働を停止する緊急避難的な対応に
当時導入店は追われた。
先に最高裁で認定された原告パーラーの損害賠償請求は、
稼働停止に伴う休業損害のほか、『ゴールドX』の導入に際して
かかった運送代やAMマーク代、広告宣伝費、承認変更申請費用など、
二審の高裁判決で認定されていた広い範囲に及んでいる。
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