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★お呼びじゃないだろ?支持率1割台の麻生首相
●ABCもBBCも麻生政権は完全無視
オバマ大統領の就任式が行われた21日、麻生首相はこんなコメントを出した。
「経済危機に対する認識が一致している。国民の潜在力を引き出す手法も基本的に同じ
。こういう感じであれば、世界1位、2位の経済大国が一緒に手を組んでやっていける
なと改めて確信した」
なんだか、対等な物言いというか、先輩ヅラで、驚いてしまう。向こうは200万人
の国民を熱狂させて、世界が期待、注目している大統領なのである。支持率1割台の麻
生なんて、お呼びじゃないだろうし、それをものの見事に表したのが21日の各国の報
道だ。国際ジャーナリストの歳川隆雄氏がこう言う。
「ABCテレビはオバマ大統領就任を受けて、世界各地からの声を拾っていました。モ
スクワ、ロンドン、パリなどです。ところが、いつまでたっても東京からのニュースが
出ない。BBCも一緒でした。欧米では麻生政権の日本はかくも相手にされていないの
です。麻生首相は世界金融危機に際し、日本の経験が役に立つとして、ジャパンイニシ
アティブを訴えた。金融サミットの日本開催も提案した。もっと世界が注目してもよさ
そうなのに、無視された。英エコノミスト誌は昨年、ジャペイン(JA“PAIN”)
と書き、日本の政治が経済の足を引っ張っていると指摘しましたが、それが欧米の見方
なのです」
それなのに「世界1位と2位が手を組んで……」などと言っている麻生はオメデタイ
の一語だ。大体、オバマはイスラム世界も含めて、国際協調を訴えている。「二国間の
同盟」にこだわっている麻生は陳腐だ。
「今後はカネだけむしりとられる」という声も強い。理想主義的な面ばかりが強調され
ているオバマだが、実は冷徹なリアリストだ。日本は昨年、危機に瀕したモルガン・ス
タンレーに三菱東京UFJが90億ドルもの資本支援をした。裏には政治的圧力があっ
たとされる。次は当然、ビッグ3救済だ。日本は金と協力を求められる。
「友達ヅラ」してイイ気になっている麻生を見ると、先が思いやられる。
(日刊ゲンダイ2009年1月22日掲載)
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