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(>>1の続き)
関係者は「こうした偽装はかなり以前から複数の業者が行っており、地元では一種の
公然の秘密となっている。最近では、ヒョウ被害などで和歌山県産みかんの出荷量が
落ち込んだ2006年暮れが偽装出荷のピークだった」と明かす。
ある業者は産地偽装にかかわったことを認めたうえで、「最近は輸送費をかけてまで
偽装を行うほどの利益はない。世間の視線も厳しく、数年前に比べれば偽装は減少した。
それでも『有田』への根強い需要がある以上、安定供給は必要で、いまも偽装は行われ
ている」と話す。
だが、一部の農家などからは「出荷過剰だと希少価値が損なわれ、本物の有田みかんの
価格に響く。地元ブランドに泥を塗っている」と偽装に批判も出ているという。
JAありだは「農薬まみれの外国産ではない分マシかもしれないが、事実なら看過
できない」。有田郡の湯浅保健所も「今季の出荷はもう終わりだが、来季は正確な表示
を行うよう指導を強化したい」と話している。
(おわり)