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福岡市の福岡大学病院で、入院患者23人が抗生物質のほとんど効かない「多剤耐性アシネトバクター」という細菌に感染し、
4人が死亡していたことがわかりました。病院は、このうち2人については感染との関係が否定できないとして、
感染ルートなどを詳しく調べています。
福岡大学病院によりますと、去年10月から今月にかけて、
入院患者23人から抗生物質のほとんど効かない「多剤耐性アシネトバクター」という細菌が検出されました。
このうち、20代から60代までの男女4人が死亡し、病院では、2人は感染との関係はないとしていますが、
残り2人は細菌感染との関係が否定できないということです。感染した患者のうち22人は、
救命救急センターで治療を受けていた重症の患者で、
ここで使われていた呼吸を確保するための医療器具からアシネトバクターが検出されたことなどから、病院では、
院内感染とみて感染ルートを調べるとともに、福岡市の指導を受けて23日から当面の間、
救命救急センターの新規の患者の受け入れを中止しました。厚生労働省によりますと、
アシネトバクターによる大規模な感染の報告はほとんど例がないということです。
福岡大学病院の内藤正俊病院長は「重く受け止めている。外部の専門家に原因を調査してもらい、
新たな院内感染が起きないよう努力していきたい」と話しています。
ソース:NHK
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