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兵庫県の淡路島にある弥生時代後期の遺跡から、鉄を加工していたとみられる
国内最大級の工房の跡が発見され、当時、中国大陸などから入手した鉄を
製品に加工する拠点があった可能性を示すものとして注目されています。
工房の跡が見つかったのは、兵庫県淡路市にある垣内遺跡です。
淡路市教育委員会によりますと、垣内遺跡は、1世紀から3世紀ごろの
弥生時代後期の建物跡があり、昨年度からの発掘調査によって、10棟の建物跡から、
床の部分が強い熱で赤く焼けた形跡が見つかったということです。さらに、
周辺からは鉄製品や「といし」などの道具類が多数見つかりました。
当時、日本では製鉄技術が一般的には広まっておらず、これらの建物では、
熱を加える炉や道具を使って、中国大陸や朝鮮半島などから入手した原材料の鉄を
製品に加工していたものとみられています。こうした建物の跡が密集している遺跡は
「鍛冶(かじ)工房群跡」と呼ばれ、島根県や熊本県でも見つかっていますが、
今回発見されたのは国内で最大級のものだということです。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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