09/01/23 11:43:51 0
・異性に対してガツガツせず、心地よさを重視する男性。恋愛や結婚相手を積極的に求めて行動
する女性--。こんな「草食男子」と「肉食女子」が20代から30代前半に増えているらしい。
◇♂--「無理しない」7割 傷つくのを警戒 ◇♀--恋愛積極派6割超 「仕掛ける」実践
千葉市に住む国立大4年の男子学生(22)は、付き合っている女性はいないが、合コンに参加
したこともない。アルバイト先で、バブル期を経験した30代の女性が「チヤホヤされたい」と話すのを
聞いて「その感覚が分からない」と思った」
「草食系男子『お嬢マン』が日本を変える」(講談社)の著書があるマーケティングライターの
牛窪恵さん(41)は、20代半ばから30代前半の男性約100人にインタビューした経験から、
広い意味で草食男子をとらえると、現在、20代の約7割を占めると感じている。草食男子が増えた
原因として(1)兄弟が少なく、受験競争も緩和された世代のため、デリケートで傷付くことを強く嫌う
(2)バブル経済の崩壊で経済神話が崩れたうえ、年金問題で競争に敗れた場合のセーフティーネットが
ないと感じている(3)ライブドアの堀江貴文・元社長が逮捕された事件で、若者が「出るくいは打たれる」と
痛感し、「そこそこやっていればいいや」と草食化に拍車がかかった--などが考えられるという。
一方、「草食男子」という言葉を、初めて紹介したコラムニストの深澤真紀さん(41)は、人数が
増えたわけではないとの見方だ。「男には、肉食8割、草食2割が常にいたと思う。でも、かつては
肉食に向いていない人も社会的に、表面上は肉食ぶる必要があった。ところが、バブル世代の女性が
景気の高揚によって男性並みになることが許され始めたように、男性は景気が悪くなったことによって
女性並みになることが許されるようになった。それが表面に出てきた」と分析する。
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深澤さんは「不景気による女性の保守化は、より良い条件の男性を求める『肉食化』につながっている
と思う」と話す。背景にあるのは「男社会の中で、女性の地位が低く、働く女性が報われない現実」だ。
(>>2-10につづく)
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