09/01/23 11:44:05 0
(>>1のつづき)
厚生労働省や総務省の調査によると、女性の給与額(07年)は男性の約65%(賃金構造基本統計調査)。
08年の働く女性のうち、正規の職員・従業員が46・4%(総務省「労働力調査」)に過ぎず、管理職(係長
相当職以上)に占める女性の割合はわずか6・9%(06年度、厚労省「女性雇用管理基本調査」)しかいない。
深澤さんは「つまり女性にとって社会システムがよくできていないわけです。女の人には、根深い
あきらめの気持ちがある。派遣の人が婚活するのをバカにするのはいけない。年収200万円の
派遣とか、未来がなさ過ぎる」。
牛窪さんも、同様の考えだが、結婚に向けての女性の工夫はバブル期もあったと話す。
「なぜバブル時代に、ワンレン、ボディコンで、短いスカートを履き、濃い化粧をしていたかといったら、
結局男の人にモテたい、寄ってきてほしいという仕掛けだったわけです。当時は、男の人も、それに
素直に飛びついていた。でも今は、男の人が傷付くのを警戒してあまり寄って行かない。そこが違う」
■
男性の草食化によって、好まれる女性のタイプも変わった。今は、従順そうな「エビちゃんファッション」
(女性ファッション誌「CanCam」などで披露された、男性を中心に万人受けする可愛い系のコーディネート)で
巻き毛にピンクのきちんとした服で、相手に対して斜め45度に肩を向けて「はい、はい」と言うのが、合コンや
婚活の王道になっているという。
東京都内の私立大大学院1年の女性(25)は、「雑誌の中の組み合わせをそのまま再現して、ピンクや
ベージュのいかにも女の子らしい格好で合コンに通ったり、女性誌の『彼氏をつかまえる』というマニュアルを
しっかり見て、合コンではスカートに胸元の大きく開いた服を着て、食事を取り分けたりといった男の気を引くと
いわれる行動を実践している子がたくさんいる」と話す。そうした女性たちは「20代で結婚して、大きなマンションに
住んで、可愛いお母さんになりたい」と話すなど、キャリア構築よりも、恋愛や結婚に向けて努力する傾向が
強いと感じるという。(>>3-10につづく)