09/01/23 08:12:16 O
・昨年12月5日にロシア正教会総主教・アレクシー2世が亡くなった。後継者は
今年1月27日から29日まで開催される全国教会総会において、秘密投票で選ばれる。
即位式は2月1日に行われる予定だ。
秘密投票は2回行われる。だが、その結果はもう明らかである。次期総主教になるのは、
12月6日から総主教代行になったキリル大主教だろう。その確率はほぼ100%と言ってもよい。
誰もがそう思っていた。
ロシア正教の規約では、総主教の選挙はできるだけ一般のロシア正教徒に参加してもら
ことが望ましいとしている。今回は時代の流れに沿って、ウェブで投票をやろうということに
なった。ロシア教会だけではなく他の教会も、教会を宣伝し、若くて新しい信者を引き集めるために
ネットを積極的に使っている。
ロシア正教会は、ロシア総主教の選挙に当たって特別のサイト(www.zapatriarha.ru)を設置した。
そのサイトには、次期総主教の資格がある34名の大主教と77名の府主教の候補の写真が載っている。
写真の下のボタンをクリックすると、その候補に1票が入るという仕組みだ。要するにネット上の
人気投票である。
最初は予想通り、キリル大主教がリードしていた。しかし1月13日に突然、候補者の列のはるか
後方に掲載されていた東京の大主教、ダニイル主代郁夫(ぬしろ・いくお)が77%以上を集め、
キリル候補の人気をはるかに上回って、トップになってしまったのである。ダニイルは日本教会を
代表する主教だ。
ロシア正教会では大騒ぎになり、サイトの管理者はダニイル大主教の写真の下に「投票数を
恣意的に上げるハッカー攻撃があった」と書き付けた。15日までにダニイル大主教への投票を
マニュアルで削除したりしていたが、また大量の投票があり、70%台へと支持率が上がってきた。
(>>2-10につづく)
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