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JR東日本が今月中旬から新宿駅の一部で発車を知らせる電子音のメロディーを省略していたことが22日、分かった。
駆け込み乗車防止に向けた研究の一環で、メロディーが乗客の気持ちを焦らす要因になっている
可能性もあるとしてデータの収集を始めた。
JR東によると、新宿駅では13日から7、8番ホーム(中央線快速上り)でメロディーを省略し、
自動放送のアナウンスを流すだけにした。東京駅3、4番ホーム(山手線内回り、京浜東北線北行)でも
26日からメロディーを2、3秒に短縮する。いずれも約1カ月半実施し、収集したデータを分析して効果を調べる。
無理な駆け込み乗車は、ホームで転倒したり戸袋に挟まれるだけでなく、なかなかドアを閉められず
列車の遅延にもつながる。JR東は「電子音のメロディーが『乗り遅れてはいけない』という気持ちを
促す可能性も考えられる」としている。
高田馬場駅の「鉄腕アトム」、蒲田駅の「蒲田行進曲」など、数年前から利用者へのリラックス効果などを
狙った独自の発車メロディーを導入する駅が増加。今回の試みについて、乗客からは「メロディーが流れると、
どうしても急いでしまう。音楽がなくなれば、無理な乗車も減るのでは」と期待する声のほか、
「せっかくメロディーが定着していたのに、無くなったら寂しい」という声も聞かれた。
1月22日22時9分配信 産経新聞
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