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★麻生首相：総選挙勝利へ「先頭に立って戦う」－自民党大会
１月18日（ブルームバーグ）：自民党は18日午前、東京・高輪の「グランドプリンスホテル新高輪」で
第76回定期大会を開いた。麻生太郎首相は党総裁演説で、日本の政治経済をめぐる情勢について
「経済危機にきちんと対応策を示せるのは数ある政党の中で自民党しかあり得ないと確信している。
その先頭に立って戦う覚悟をあらためて申し上げる」と述べ、年内にある総選挙の勝利に向けて
全力を挙げる考えを示した。
首相は「先進国の中で一番傷が浅いと言われている日本が今回の危機を潜り抜けられないはずはない」とも指摘。
さらに、「大胆な対策を打つことで、世界で最初に世界同時不況から脱出することが日本の役割だ」と述べ、
景気対策に取り組む決意を示した。
自民党内で異論の出ている、経済状況の好転を前提に2011年度から消費税率を引き上げるとの
政府方針については「持続可能な社会保障制度を実現するにはその給付に見合った負担が必要だ。
大胆な行政改革に取り組み、行政をスリム化することも大前提だ」と理解を求めた。
党大会で採択した運動方針は、現在の政治状況に関し、08年に引き続き「立党以来最大の危機」との
情勢認識を明記。総選挙に向けては「民主党が振りまく『政権交代』が幻想にすぎないことを党の総力を結集し、
ぶれない信念を持って国民に訴え掛け、政権党としての責任を引き続き果たしていく」と指摘している。
これに先立ち、来賓としてあいさつした公明党の太田昭宏代表は「何が何でも衆議院の選挙で勝利し、
結局、『自公連立でしかこの難局は打開できない』という姿を、選挙戦を通じて発信していかなければならない」
と自民党と引き続き協力していく考えを強調した。民主党も同日午後、芝公園の「メルパルク東京」で大会を開催する。
Bloomberg URLﾘﾝｸ(www.bloomberg.co.jp)