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>>748の続き
調べでは、宇都宮容疑者は、国内に持ち込まれた裏金の一部を受け取った
疑いが持たれており、特捜部は外為法違反容疑で松栄も家宅捜索。
特捜部では、松栄が裏金支出の窓口だったとみている。
政治資金収支報告書などによると、松栄は平成13年、旧自由党の
政治資金団体「改革国民会議」に200万円、14年にも100万円を献金。
国会議員のパーティー券購入など、政界に資金を支出していた。
関係者によると、これらの献金について、松栄は西松本社から指示を
受けていた。
松栄の社長には、西松の元幹部が歴代就任。宇都宮容疑者も13年に
西松を退社すると同時に、社長に就任した。
一方、西松はOBに2つの政治団体をつくらせ、与野党の国会議員側などに
約4億8000万円の脱法的な政治献金をしていた。
16~18年の間、最も献金額が多かったのは小沢氏だった。
松栄の監査役を務めていたのは、このうちの一つ「新政治問題研究会」の
代表者で、代表者は西松の土木営業本部営業管理部長などを歴任、
退職して7年に同団体設立と同時に代表者となっていた。
特捜部は同団体と松栄は一体で、松栄が政界工作の窓口だったとみており、
「表」の献金以外に、裏金が政界に流れていなかったか注目している。