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★危機への対処、やるべき事は他にある
●針のムシロの国内から逃亡していると見られている
あまりに中身のない外交パフォーマンスだった。支持率2割を切って危険水域に陥っ
た崖っぷち首相が、外交での得点稼ぎを狙って、1泊2日で韓国を訪問した一件だ。相
互に往来する「シャトル外交」の一環などとほざいているが、永田町では「針のムシロ
の国内から逃避しただけさ」なんてカゲ口も。
実際、李明博大統領とは、ほんの1カ月前に福岡で会談したばかり。それどころか、
麻生は昨年9月の首相就任以降、李大統領と毎月のように顔をつき合わせている。10
月に北京で会談し、11月はリマ(ペルー)で、日米韓首脳会談を行っている。
(中略)
先週9日、早くも今年1号の上場不動産が倒産。派遣だけじゃなく、正社員のリスト
ラも加速している。この未曽有の危機に、今、国民が麻生に求めているのは、形ばかり
の外交やふざけたテレビ出演じゃない。国民のためにすぐさま実行に移すべきは、定額
給付金の再考だ。国民の8割近くが反対している以上、補正予算から切り離し、撤回す
るのは当然だ。2兆円は失業対策や中小企業支援、地域医療などもっと有効な対策に回
すべきだ。そして、麻生に求められている最大の行動は、一日も早い退陣である。潔く
身を引いて、選挙管理内閣をつくるのだ。
「世論調査の続落で分かるように、国民は麻生首相に対し、『君の顔はもう見たくない
』と言っている。過去の政権末期の3悪首相(竹下、宮沢、森)と同じ状態になってき
た。国民の支持を失ったトップが、何を言おうが、何をやろうが進まない。政治空白が
続くだけです。国民のために、即刻、総辞職して首相を辞めるべきです」(森田実氏=
前出)
この期に及んでもヘラヘラ笑っていられるのは、どこか神経がおかしいとしか思えな
い。
(日刊ゲンダイ2009年1月13日掲載)
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