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★警察庁キャリア、空港検査員に暴言、トレーぶつける
・警察庁のキャリア官僚が昨年末、成田空港での手荷物検査の際に、テロ防止のため国際線
航空機内への持ち込みが制限されている100ミリリットルを超える液体物を持ち込もうとして
女性検査員と口論となり、検査員に検査用トレーをぶつけていたことが、警察庁などへの
取材で分かった。千葉県警は暴行の疑いで捜査、同庁も懲戒処分を視野に調査を進めている。
同庁によると、このキャリア官僚は人事課課長補佐の30代の男性警視。00年4月に入庁し、
08年4月から人事課で全国の警察に職務倫理を指導する担当だった。
調べなどによると、同警視は昨年12月24日正午ごろ、成田空港第2ターミナルの手荷物検査場で、
100ミリリットルを超える男性用化粧水を持ち込もうとして女性検査員に制止された。「自分は
警察庁のキャリアだ」という趣旨のことを言ったうえ、検査員の仕事を侮辱するような暴言をはき、
検査の対象物をのせるトレーを放り投げたという。トレーは検査員の肩と足に当たったが、けがは
なかった。
国際線への液体物の持ち込みをめぐっては07年3月から、飲料や化粧用品などすべてを100ミリ
リットル以下の容器に入れなければならなくなった。06年8月に発覚した英国での航空機爆破
テロ未遂事件を受け、国土交通省がルールを策定した。
通報で駆けつけた千葉県警の警察官はその場で警視から事情聴取したが、逮捕や警察署への
任意同行などの措置はとらなかった。警視は検査員に謝罪しただけで、そのままドイツへ
出国したという。
内規では海外旅行は届けなければならないが、同警視は無届けだった。
検査業務を請け負う財団法人・空港保安事業センターは警察庁と国交省が所管。ハイジャックや
テロ防止のため、航空保安検査員の育成や検査業務を実施している。
同庁は「法令に反する行為や公務員としてふさわしくない行為があったとすれば厳正に対処する」
としている。
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