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・失業者が増える一方で、厚生労働省が発表している一般職業紹介状況(08年11月)によると、
相変わらず人手不足の業種もある。有効求人倍率(求人数/求職者数)は接客・給仕が3.1倍、
介護などを含む家庭支援サービスが2.38倍、自動車運転の職業が1.22倍、建設躯体(骨組み)
工事の職業が4.10倍となっている。
大分キヤノン、東芝大分工場などの製造業で数百から数千人規模の「派遣切り」が行われている
大分県。失業者を受け入れようと、タクシー会社、大分第一交通は、330人の運転手を正社員として
新たに雇用すると発表した。年始から連日のように面接を行っているが、そのうち元派遣社員は
2~3人しかいないそうだ。
人事担当者は、こう語る。
「もっと多く(元派遣社員の応募が)来ると思っていました。テレビで派遣社員が『明日から住む
ところがない』『所持金が数百円しかない』などと言っている割には、あれ?っという感じです」
同社はハローワークにも求人を出しているが、応募は少ない。元派遣社員の7~8割が、前職と
同じ業種を希望し、なおかつ「正社員ではなく派遣社員にこだわっている」と指摘する。
「慣れた生活スタイルがいいのでしょうが、ハローワークの担当者からも、長く勤めようとして
いるのか、という疑問が出ているそうです。求人数はむしろ増えているが、紹介しても応募しないと
聞いています」
タクシー運転手の給与は「水揚げ」(売上げ)により異なる。同社の場合、入社3か月間は月額18万円を
保証している。一方、自動車製造業の派遣社員の給与は一般に月額30万円以上とも言われる。
運転手になれば給与は下がるが、大分第一交通ではマンションを借り上げており、1人暮らしなら
1ルーム、家族がいるなら2ルームというように、住む場所を提供している。
「家族がいて何としても食いつながなければならないという人は、新しい職でもいい、とすぐに決めていく。
それに比べて、テレビで報じられているような人は本当に多いのかな、と疑問に思ってしまいます」
(>>2-10につづく)
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