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いま、東京・汐留の日本テレビ社内で、ある現場社員の綴った文章が大きな波紋を呼んでいる。
震源地は、17日スタートの同局ドラマ『銭ゲバ』(原作・ジョージ秋山)のスタッフブログ。
ここに13日付けで掲載されたのは、現役社員プロデューサーによる日テレの企業体質批判だった。
そのプロデューサー、河野英裕氏は「グチ」と題した文章で、11日行ったドラマの制作発表が
翌日の同局情報番組でほとんど取り上げられなかった点に言及した。
「そんなにどうでもいいことなのか、と。宣伝部やらなんやらの力ではいかんともしがたいことならば、
いったいどうすればいいのだろう」
「自局の芸能ネタを少しでも扱う余裕すらこの局にはなくなっているのだな、と。
まあ赤字になるまえから、そういう性質をもった会社でしたが」 (以上、ブログより一部引用)
さらに河野氏は現在の日テレ社内に漂う閉塞感についても次のように語った。
「なんで、いろんなことにビクビクしながらテレビはあるのだろう。じゃないと成り立たない、というのならば
サイズダウンすればいいことじゃないか。高層ビルの中でテレビ作る必要ないじゃないか。
地ベタで生きるほうがかっこいいし、すっきりする」
実は河野氏、かつて日テレを退社しようとしたことがある。
2003年に同氏がプロデュースしたドラマ『すいか』。向田邦子賞やギャラクシー賞などを獲得し、
内容が高く評価された作品であったが、平均視聴率は8.9%と伸び悩んだ。
日テレ経営陣は河野氏をドラマ制作から外し、情報番組『汐留スタイル』のプロデューサーに
”左遷”した。そこで河野氏はドラマ制作を続けるため、フジテレビの中途採用に応募。一説では
すでに移籍が内定していたが、日テレがドラマ現場復帰を約束し、必死で慰留したとの逸話がある。
ドラマ現場に戻った河野氏は『野ブタ。をプロデュース』『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』などヒット作を連発し、
同局の看板ドラマプロデューサーとして活躍しているが、今回の内部批判を受けた経営陣の対応次第では、
日テレを見限る可能性もあり、今後の動向が注目される。(ブルーベリーうどん)
問題の『銭ゲバ』スタッフブログ URLリンク(www.ntv.co.jp)