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では日本のフェミニズムが孤立している現状に如何なる背景があるのか、そ
れは流入過程における先導者による恣意性を持った『選択』である。すなわ
ち、ヨーロッパ・フェミニズム(女性解放論)の上辺とアメリカン・フェミニズム(の
うちの宗教的禁欲主義・純血主義・保守主義)の『好きなとこ取り』をしたか
らである。
したがって欧州フェミニズム下のフェミニストは『女性解放』の実現の代わりにロ
リータ(文脈上『魅惑的な少女』)の存在と幼児性愛を各々の基準において
認めるのであるが、前述のような様相にある日本のフェミニズム下のフェミニス
トは、プロテスタンティズムのくびきと保守主義のもとでの純血主義を『フェミニ
ズム』ということにしたことで、このジレンマを克服し、『女性の解放』などより遥
かに恨めしい対象である『少女』をフェミニズムの名のもとに抑圧しうる潮流を
築いたのである。
したがって真の『女性解放』を求めるヨーロッパ・フェミニズム=リベラル・フェミニ
ズムに対して、斯様の屈曲した日本のフェミニズムは一切の影響力を持って
おらず、係る分野の日本の運動はシンガポールほどの認知も受けていないと
いうのが現状である。
要約すれば、『なんでも規制』的言説は本来はリベラルのフェミニズムとは親
和性が低いのであり、フェミニズムそのものを攻撃の対象とすることは大きな
誤りである。