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人間関係につまづいたことがきっかけで、引きこもり状態になった新潟県内の20歳
代の男性3人が、社会とかかわるきっかけをつかもうと自主映画作りに取り組んでいる。
「家族の崩壊と再生」をテーマに、自らの体験を生かして脚本を練り上げた。昨年6月
から撮影を始め、3月に完成する予定だ。
会議室の一室で男女6人が、撮影した映像が流れるパソコンを見つめている。
「この場面は音楽と合ってないかな」
口を挟んだのは、録音担当の阿部和志さん(22)。中学時代に不登校となり、今は
通信制高校に通う。映画作りは初めてだが「勇気を持って参加してよかった。働いてい
ないことに後ろめたさを感じていたけど、映画が形になって自信が持てるようになった」
と笑顔を見せた。
映画作りは、若者支援のNPO「若え衆ら・サポートネットにいがた」(新潟市東区)
が提案。鈴木貴之事務局長(33)は「周囲と話をしないと映画撮影は進まない。さ
まざまな体験を積むいい機会になる」と狙いを説明する。
(中略)
映画のタイトルは「マー君には夢がない」。周囲とのコミュニケーションが苦手な医
学生が主人公だ。脚本を担当した男性(23)は、就職後半年で病気などのために仕事
を辞め、その後は定職に就いていない。「脚本には自分の思いを入れた部分もある。世
の中にはこういう人もいることを分かってほしい」と訴える。
予算はわずか3万円。ロケに歯科医院や商店を無料で貸してもらったほか、出演者も
ボランティア。周囲に支えられ、映画作りを進めることで3人の気持ちも変わってきた
という。
(中略)
4月に県内で完成上映会を開く予定。その後、全国の地域若者サポートステーション
に貸し出すほか、海外での上映も計画している。
■ソース(読売新聞)(中略部分はソースで)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
※写真 引きこもり体験を映画化するため、映像をパソコンで確認するスタッフら
=小林雄一撮影
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)