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★【政論探求】「4・26総選挙」の虚実
20%前後の低支持率にあえぐ麻生太郎首相だが、自民党内の「反麻生」の動きは急
速にトーンダウンし、逆に「結束力」が生まれている。このあたり、政治の力学として
面白いといってはなんだが、きっちりと見据えていく必要がある。
13日がまず勝負どころだ。第2次補正予算案と関連法案が衆院で採決される。自公
与党の単独可決となる見通しだが、造反は渡辺喜美氏だけにとどまりそうだ。
これで補正予算は30日後に自然成立し、関連法案も60日後に衆院再可決が可能に
なる。年度内成立が確定し、給付金が3月中旬から支給されることになる。
(中略)
民主党の小沢一郎代表は早期解散・総選挙を確約すれば予算成立に協力してもいい、
といった発言をした。いわゆる「話し合い解散」だ。
これは小沢氏の「あせり」と見ることも可能だ。来年度予算案・関連法案の衆院強行
可決がそうした日程で進めば、民主党は打つ手がない。自公与党としては、衆院通過さ
えやってしまえば、参院でいかに審議が混乱してもじっと耐え忍び、時間を待てばいい。
「4月6日解散、26日総選挙」説が一部で出ているのは、話し合い解散のケースを
想定してのことだ。来年度予算の衆院通過がずれ込んだ場合、3月中旬から下旬にかけ
て話し合いが行われる、という読みによる。
「4・26総選挙」の可能性に含みを持たせておくことは、麻生首相にとって悪い展
開ではない。与野党問わず、議員を選挙区に張り付けさせ、「国会どころではない」と
いうムードをあおることができる。
(中略)
以上は、「民意を問え」という「べき論」の是非とは別次元のリアリズムで見た政局
観である。
■ソース(産経新聞)(客員編集委員 花岡信昭)(中略部分はソースで)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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