09/01/12 03:50:12 +rsUfKsv0
815のつづき
その為に時の政府はアイヌたちを何とか保護しなければならないと考え
法律によってアイヌの商取引や居住区に制限を設ける保護政策を行った
それが旧土人保護法というものでごく最近まで法律として存在していた
しかし、これは自由に生活していたアイヌの人たちには非常に迷惑で窮屈なものになり
政府としては良いことと考えていたが、当のアイヌの人にとっては被害妄想的に差別と思うことに成っていく
更に悪いことに開拓者たちは教養豊かな士族も居れば、無教養な流れ人のようなものも居たため
アイヌの人たちが居住区、取引等を制限されていることを見て
下等なものたちだから取り締まっていると云う風に勝手に解釈するものたちも現れてきて
これが昭和初期まであった差別的な行為と一部結びついている
確かに私の父母(生きていれば80過ぎ)以前には多少の差別意識はあったと思う
ただし、その年齢の人たち全てが差別意識を持っていた訳ではない
元来、差別された側は必要以上に差別を意識し受ける感情は大きくなるものであり
それが民族運動的なものに変わっていったことも多少はあると思う
ただし、実際の地元北海道ではそれほど大きな流れは無かったはずであり
小さな問題を大きく報道して問題化したのは大手マスコミにほかならない
というには自明の理だと思う
現在でも差別が有るという人が居るが、
それは差別というより区別に近いものと考える方が自然な解釈だと思う
おわり