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ちなみに、この一件でテレビ朝日を糾弾する声もあるが、同じような「ネットのサイトの情報を紹介する」という
コンセプトのテレビ朝日のクイズ番組「爆笑問題の検索ちゃん」では、“ネタ元”のサイトに番組での紹介の可否を
きちんと問い合わせていることから、今回はあくまでも制作会社側の判断によるものだと見られている。
同様に「ネットの情報を番組側が『仕込んで』問題になった例」としては、2007年3月12日にTBS系で放送された
「HERO’S 2007 開幕戦」のケースが有名。この番組の中で、桜庭和志選手に対するネットの反応として5秒程度の
「2ちゃんねる風」の掲示板のシーンが映し出されたのだが、「『通販さん』という名前が並ぶ板にも関わらず、
格闘技を延々と語っている」「荒れやすい格闘技というテーマなのに、なれ合った口調で書き込みが続いている」
「名前欄に書き込まれた『通販さん@賛成です』をGoogleで検索しても出てこない」などの不自然な点が多く、
ネットで「やらせ」「ねつ造」の声が上がり、騒動へと発展した。
この騒動の際には「※これはイメージです」等の注釈を付け、演出であることを明らかにしているなら問題はなかった
との意見が少なくなかった。もし今回の「ウソバスター!」も同様の措置が取られていたなら、
それほど問題視されることはなかったのかもしれない。ネットの情報を番組に取り込むのであれば、
テレビ側はもう少し上手い“演出”をする必要がありそうだ。
(終わり)