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★御手洗経団連 狙いは正社員の給料2割カット
ハケン切りを批判されている経団連の御手洗冨士夫会長が、6日の新年パーティーで
唐突に「ワークシェアリング」を言い出した。ワークシェアリングで派遣社員の雇用を
確保するのは結構なことだが、経団連がブチ上げた裏には、とんでもない罠が隠されて
いる。
●派遣労働者の雇用をサラリーマンに押しつける筋違い
経済3団体の新年パーティーで雇用対策を問われた御手洗会長は、「ワークシェアリ
ングもひとつの選択肢だ」「時間外労働や所定労働時間を短くすることを検討すること
もあり得る」と明言した。
ワークシェアリングは、雇用を維持するために各国が導入し、労組も主張している。
しかし、今回、経団連が打ち出したのは、ハケン切りへの批判をかわし、「製造業派遣
の見直し」を阻止する狙いなのはミエミエ。
さらに、雇用維持を逆手に取って、一気に正社員のコストを下げるつもりだ。これは
経団連の総意で、「非正社員に対する保護を強化する一方で、正社員の保護を緩めるべ
きだ」という声が強まっている。
「経団連の思惑が正規社員の賃金ダウンにあるのは明らかでしょう。財界は前々から正
社員のコストを下げようと動いてきましたからね。御手洗会長は、サラリーマンに残業
代を払わない『ホワイトカラーエグゼンプション』の導入も進めてきた。実際、総人件
費を増やさず、雇用者を増やせば、ひとり当たりの給与が下がるのは当たり前。一度、
待遇を下げてしまえば、その後も低コストに抑えられます」(独協大教授で経済評論家
の森永卓郎氏)
(中略)
内部留保を切り崩し、役員の報酬を半分にすれば、派遣社員の雇用はいくらでも確保
できるのだ。
(日刊ゲンダイ2009年1月8日掲載)
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