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★トヨタ自動車 創業家出身の豊田章男副社長が社長昇格へ
・トヨタ自動車は9日、創業家出身の豊田章男副社長(52)が6月末に社長に昇格し、
渡辺捷昭(かつあき)社長(66)が副会長に就く人事を固めた。豊田章男氏はトヨタの
事実上の創業者で2代目社長の豊田喜一郎氏の孫で、豊田章一郎名誉会長(83)の
長男。創業家が社長となるのは14年ぶり。
米国発金融危機後の急速な自動車販売の落ち込みと円高で、トヨタの09年3月期
連結業績は事実上初となる1500億円の営業赤字に転落する見通し。トヨタは
「(08年販売見込みの799万台より少ない)年間販売700万台で利益の出る体質」
(渡辺社長)を早急に整える必要性に迫られていることから、抜本的な商品力強化と
リストラを図るには、創業家社長の下でグループ全体の求心力を高める必要があると
判断した。
トヨタは章男氏の叔父の豊田達郎氏(79)が退任した95年以降、奥田碩相談役(76)、
張富士夫会長(71)、渡辺社長と3代にわたり、豊田家出身者以外が社長を務めてきた。
章男氏は、トヨタの母体となった豊田自動織機を創業した豊田佐吉のひ孫にあたる
豊田家の嫡流。84年のトヨタ入社後、スピード出世を重ね、05年に49歳で副社長に
昇格した後は調達、品質保証、国内営業、海外担当など重要任務を歴任し「次期社長
就任」が有力視されていた。張会長が日本経団連の副会長を5月に退任する予定で、
後任に渡辺氏が就く見込みであることから、「社長は財界活動をしない」というトヨタの
慣例もトップ人事に影響を与えた。
トヨタは週明けにも渡辺社長ら首脳陣が会合を開いて内定し、6月末予定の株主総会後の
取締役会で正式決定する。
・【略歴】豊田 章男氏(とよだ・あきお)
慶応大法卒、84年トヨタ自動車入社。常務、専務などを経て05年6月から副社長。現在は
海外事業、国内営業、商品企画部などを担当。52歳。名古屋市出身。
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