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「離党してでも国民運動を起こしたい」
「反麻生」の急先鋒、渡辺喜美元行革相が離党宣言だ。地元で開かれた会合で、早期解
散や定額給付金の撤回を要求。「思いが伝わらないなら、私にも覚悟がある」「自民党
を離れる」と踏み込んだのだ。
「喜美ひとりならチャンチャンだが、本人は『離党して独りぼっちはあり得ない。賛同
者はいる』と強調した。蟻の穴から堤も崩れるというやつです」(政界事情通)
この日は中川秀直元幹事長も「参院選(07年)敗北に伴う謹慎期間は昨年の大晦日
で終了」と宣言。「新しい連合で閉塞した政治状況を打破しなければならない」と訴え
た。麻生首相が伝家の宝刀の「再可決」も抜けなくなる「衆院で17人造反」も絵空事
ではなくなりそうだ。
「昨年末、中川―渡辺コンビが中心になった社会保障の議連の立ち上げには32人が出
席しています。塩崎元官房長官や茂木前行革相は考えも2人に近い。また、山拓元副総
裁、加藤紘一元幹事長、武部元幹事長、二階経産相は民主党の小沢代表に接近。仕掛け
るタイミングをうかがっているフシがある。二階派は結束が堅いし、武部はチルドレン
も引っ張る。麻生と路線対立が目立つ離党予備軍の与謝野経財相だって、後藤田議員や
園田政調会長代理ら20人を抱えている。渡辺離党に続く自民党議員は軽く30人を超
えますよ」(永田町関係者)
それで麻生首相が破れかぶれになって解散すれば、自民党は消失だ。政治評論家の浅
川博忠氏が言う。
「刺客が怖くて離党できない議員も、解散と同時に離党を宣言し新党の旗にすがるでし
ょう。賞味期限が切れた自民党の看板では勝ち目はないし、このタイミングなら、刺客
を立てられても選挙まで時間が少ない。浸透しなければ、保守分裂選挙の影響は最小限
に抑えられます」
新年早々、政界は大荒れ模様だ。
(日刊ゲンダイ2009年1月5日掲載)
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