09/01/07 14:52:28 L0/2FNSP0
愚か者共は、輸出産業(外貨獲得組)の役割の重要性をまったく分かっておらん。
地球規模のマクロな経済とは、原始的な社会と同じだ。
自分で消費する分の農産物を作り、
自分で消費する分の魚を取り、
自分で消費する分の工業製品を作り、
自分で消費する分のサービスを行う。
この原始的な社会の姿が、現在の「世界」というマクロな視点で見た時の、標準的な社会の姿である。
日本も、本来こうなのだ。そして、資源が無いから極めて貧しい。アフリカの土人の生活である。
しかし、日本は世界の標準的姿から隔絶した、世界でもトップクラスに富める国家である。
何故か?
強力な輸出産業が、本来10で足りる農産物、魚、サービスetcを、
たった1の工業製品で、1:100で等価交換してくるからだ。
だから日本は富んでいる。
輸出産業が死ねば、上記の原始的な社会に成らざるを得ない。
何も輸出できなくなり、外貨が無くなるからだ。
小麦粉100グラム1万円では話にならない。
自作するしかなくなる。しかし、日本には全員を食わせるだけの土地が無い。
結果、富が流出する。土地を売って、小麦、石油を買うしかないのだ。
結果、日本の資産は最終的に、全て外国人のものになる。
此れが弱小国の現実であり、「国際競争」、即ち「富の奪い合い」の意味する所だ。