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★シーシェパード、第二共新丸行方不明者捜索を妨害
2009年1月7日
共同船舶株式会社 社長 山村和夫
財団法人日本鯨類研究所 理事長 森本 稔
第二期南極海鯨類捕獲調査船団が、行方不明になった目視調査船第二共新丸乗組員の白崎
玄(しらさき・はじめ)操機手(30歳)の捜索を行っていたところ、日本時間1月6日午後8時00分
頃、無灯火状態の船舶が突如出現し、捜索現場に接近しているのを発見した。その船型を確認
したところ、シーシェパード所属のスティーブ・アーウィン号であると判明した。
スティーブ・アーウィン号は捜索中の船団に対し日本語で「行方不明者の捜索に来た」と呼びかけ
た。これに対し、調査船団側は「つい先頃も調査船団に妨害を加えたシーシェパードからの捜索の
援助、捜索の協力等は一切受け付けません。我々は我々独自で捜索を行います。」と返答した。
しかしながら、スティーブ・アーウィン号は「捜索が終わり次第、調査船団への妨害活動を行なう」
と宣言した後、捜索活動中の目視調査船第二共新丸に0.2マイルにまで異常接近するなど、船団
の捜索活動を妨害した。
「残念な事故が発生し、その捜索活動を行なっている最中であるにもかかわらず、スティーブ・
アーウィン号が捜索に来たとしつつ終了後は妨害を加えることを明言した上で日本側の船舶の
航行を妨害する行為をとったことに対し、強い憤りを感じる。シーシェパードは直ちにこうした行為を
中止すべき。」と共同船舶株式会社山村和夫社長が述べた。
「シーシェパード船は明らかに救難信号を利用して妨害活動にやって来た。このような行為は人道
的に許されるべきではなく、関係各国はコンセンサスで採択されたIWCでの非難決議に沿って
乗組員の安全を脅かす執拗な妨害活動には断固たる処置をとる必要があると考える。」と日本
鯨類研究所森本稔理事長が述べた。
写真:無灯火で出現したスティーブ・アーウィン号
URLリンク(www.smh.com.au)
(財)日本鯨類研究所:URLリンク(www.icrwhale.org)