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★沈静化に躍起=坂本政務官「派遣村」発言-政府・与党
職と住居を失い「年越し派遣村」に集まった労働者の働く意欲を疑問視する発言をした
坂本哲志総務政務官について、政府は、坂本氏が6日に発言を撤回・陳謝したことから
野党の罷免要求には応じない方針だ。しかし、雇用情勢が急激に悪化する中での失業者への
配慮を欠いた発言は、雇用問題が大きなテーマとなる今後の国会審議の火種になることは確実だ。
麻生太郎首相は同日の衆院本会議で、坂本氏の発言について「職を失い困っている人に対して不適切だ」
と批判しながらも、「(坂本氏は)発言を撤回し陳謝した」と答弁。
その後、記者団の質問に対し「今の段階で解任するつもりはない」と述べ、
民主党の鳩山由紀夫幹事長による坂本氏の更迭要求を突っぱねた。
派遣村の労働者を「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのか」などとした
5日の坂本氏の発言を受け、官邸サイドは事態沈静化に動いた。
河村建夫官房長官は6日朝、鳩山邦夫総務相に電話で厳重に注意。
総務相は「監督不行き届きだった。陳謝させる」と応じ、同日の坂本氏の謝罪会見につながった。
政府・与党は、これで一応の幕引きとしたい考え。自民党の山崎正昭参院幹事長は
「発言を取り消し、謝罪したから大きな問題にならない」と強調。
政府筋も「本人も説明しているし、これ以上広がらない」と語った。
しかし野党は、「謝ったからいい、という『事なかれ主義』で済まそうとしている」(鳩山幹事長)と
批判のトーンを強めている。雇用対策を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案の提出を
今国会まで遅らせた政権の姿勢に批判が高まっていることもあり、
与党内には緊張感を欠いた坂本氏の発言に不満もくすぶる。
公明党の太田昭宏代表は記者会見で「仕事が切られる、仕事がないことがどれほど
つらいことかをしっかり受け止めて対応するのが政治の役割だ」と強い不快感を表明した。(了)
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