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◇協調こそ回復の処方せんだ…東アジアで共同プロジェクトを
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歴史に残る恐慌へと進むのだろうか。専門家の予測や各種の調査は、新春からそんな暗い予感を振りまいている。しかし、不安にとらわれてはいけない。
「悪い」を「改善」につなげるも「最悪」に突き落とすも、私たちの行動次第なのだ。今年は貴重な1年となる。
「我々が唯一恐れるべきは恐れそのものだ」。1933年春、第32代米大統領に就任したフランクリン・ルーズベルトは、就任演説で訴えた。
「後退を前進に変えるのに必要な努力をまひさせる根拠なき恐怖」。その恐怖を乗り越える政策が今、再び求められている。
幸い、当時は存在しなかった手立てを私たちは持っている。国際協調の枠組みだ。75年前の世界には、主要8カ国による「G8」も、
先進国と新興国を合わせた「G20」も世界貿易機関(WTO)もなかった。大恐慌などの反省から築き上げた、この国際協調の枠組みを活用しない手はない。
◇気になる保護主義
ところが、現実は逆方向へと動きつつある。世界銀行の予測によれば、今年の世界の貿易量は1982年以来初めて、前年を下回りそうだ。
主に先進国の景気後退に伴う需要減を受けたものだが、間違った政策によってさらに貿易を落ち込ませ、世界同時不況をより深刻化させることにならないかと、心配だ。
昨年11月に米ワシントンで開かれたG20金融サミットで、首脳らは「協調」を高らかにうたった。08年内にWTOの自由化交渉で大枠合意をめざすこと、
少なくとも1年間、新たな貿易障壁を築かないことを誓った。だが参加国のロシアとインドは、たちまち関税の一部引き上げを決め、インドネシアやアルゼンチンも輸入制限に動いた。
WTO交渉は合意のための閣僚会合さえ開けなかった。G20は早くも期待を裏切った。米大手自動車メーカーへの米政府支援も国内企業に対する補助金の役割を果たす。
こうした支援策は他国の対抗策を招き、保護主義を加速させかねない。
>>2以降続く
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