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地元経済界にもフル規格待望論は根強いが、新幹線建設が決まった今も、長崎県側
からフル規格を求める具体的な声は上がらない。その理由は「佐賀県側への配慮」だ。
長崎ルート全線をフル規格対応とした場合の全体事業費は、現計画(武雄温泉-長
崎間)の倍以上の八千億円程度とされる。フル規格にするには新鳥栖-武雄温泉間を
新幹線軌道で整備する必要があるが、同区間はすべて佐賀県内にある。
佐賀県の古川康知事は、新鳥栖-武雄温泉間をフル規格で整備すれば、佐賀県の
負担分はさらに七百五十億円増えると指摘。「財政負担が大きすぎるので、現在の財政
状況では無理」と明確に否定する。
これに対し、長崎ルートに反対する佐賀県江北町の田中源一町長は「フル規格にし
ないと、新幹線を造る意味はない。長崎ルートも四、五年先にはフル規格化の動きが
出るはず」と警戒感を隠さない。
長崎ルート(武雄温泉-長崎間)はフル規格の車両が走行可能な路盤やトンネルの
サイズで建設される。佐賀県次第では、鹿児島ルートなどのように、着工認可後にフ
ル規格に格上げされる可能性は残る。
自民党整備新幹線等鉄道調査会の久間章生会長(衆院長崎2区)は「フル規格まで
は必要ないのでは」としながらも、「長崎ルートが今の計画で本当にいいのか。いろん
な可能性を探っていく必要がある」と言う。
2008年3月30日長崎新聞掲載
URLリンク(www.nagasaki-np.co.jp)
まあ、フル規格なら、意味無いと言うこともない。