09/01/04 15:02:29 0
>>1の続き
●ハディ・バルカット氏 (sp)ロジャー・フェデラー選手は儲けすぎか
ゲームの第1部は、「水曜日の午後1時に突然サイレンが鳴り始めたら、それは何を意味しますか」といった
312の質問からなっている。この答えは「緊急時に鳴らすサイレンの全国一斉のテスト日」だ。
そのほか、スイスの政治、経済、歴史、文化、スポーツなどの質問に答えながら参加者はゲームを進めていく。
第2部はスイスの直接民主制のシステムに則って、政治的階段を上っていくゲームになっている。
バルカット氏は自分の口頭試問で、「スイスの雪崩」について細かく聞かれた後、
「テニスのロジャー・フェデラー選手があんなにお金を儲けていることをどう思うか」という質問を受け、
とまどった経験を持つ。
「国籍取得の口頭試問という緊張した場で、何と答えるのが正解なのか本当に迷った。
彼は才能があるから当然だし、テニス道具を揃えるのにもお金がかかると思うしとなんとか答えた」
とバルカット氏。しかし今でもなぜ試験官があのような質問をしたのか分からないと首をかしげる。
●ヴヴエイ市特別版
2007年にスイス国籍を取得した約4500人の人たちの何人かが、「ヘルベティック」はとても役に立った、
特に口頭試問には最適だったと言ってくれた。
ところで、スイスでの国籍取得は、まず市町村の住民として認められて初めて得られるものだ。
また地方自治が徹底しているため、そのプロセスはまちまちで、すべての市町村が口頭試問を行うわけではない。
さらに、この地方自治体の独立性が強いというスイスの特性のお陰で、バルカット氏のマーケットは広がりを見せている。
さまざまな市町村がその地域独特の質問を付け加えた「特別版」を注文する可能性が見えてきたからだ。
例えばヴォー州のヴヴエ イ( Vevey ) 市はすでに「ヴヴエイ市特別版」を注文してきている。
そのほか、学校の先生たち、移民受け入れ機関、赤十字などが「ヘルベティック」に大いに興味を示しているという。
以上