09/01/02 23:56:11 0
「声届いた」「月曜以降は…」=喜びと不安-講堂開放の「派遣村」・
「声が国に届いた」「月曜以降はどこで…」-。厚生労働省が2日、日比谷公園(東京都千代田区)の
「年越し派遣村」に集まった元派遣社員らに講堂を開放したことに、
派遣村の人たちからは喜びと不安の声が漏れた。
同日午後8時前、「年越し派遣村」の湯浅誠村長が増え続ける宿泊希望者に対し、
徒歩で5分ほど離れた同省講堂の開放決定を伝えた。
「やったー」。肌寒く、時折冷たい風が吹く公園内には、拍手も響く。
湯浅村長は「あす以降は宿泊希望者はもっと増え、
限界に来る。政府は開村から3日目にようやく講堂を開放した」と対応の遅れを批判。
一方で「皆さんの声が国に届いた。歓迎したい」と話した。
しかし、講堂の使用期間は、同省が業務を開始する5日月曜日の午前9時がタイムリミットに。
厚労省2階にある講堂に入った男性(53)は「先月6日に派遣の契約を切られた。
派遣村に着いた時の所持金はたった3円だった」。約3週間、公園で過ごしてきたという男性は
「月曜以降は、生活保護を申請し、日雇いの仕事を探すが、一体どうなるか…」と不安を述べた。
また、元不動産業の男性(59)は「最初から開放すればいいのに。行き当たりばったりだ」とした上で
「昨夜は派遣村のテントで寝たが、土を通して寒さが身に染みた。講堂は暖房が利いていて暖かい」
とやや満足そうな笑みを浮かべた。講堂には、布団などの荷物を持った派遣村の人たちが続々詰め掛け、
ほぼいっぱいの状態。派遣村の担当者が「布団は体のサイズに合わせ、なるべく詰めて敷いて」
「省内は禁煙ですのでご協力を」などとスピーカーで呼び掛けていた。(2009/01/02-23:24)
URLリンク(www.jiji.com)